はちどりぽすと
”はちどりぽすと”では、悲しみに暮れる中、誰にも打ち明けられない思いや、天使ママ・パパから専門職者や社会へ届けてほしいメッセージを、24時間365日、匿名でいつでもお届けいただけます。
ひとりぼっちで辛い時、どこかへ気持ちを吐き出すことだけでも、心がほんの少し軽くなることもあります。
匿名でいただいたメッセージへ、応答することはできませんが、社会への啓発活動にて、ママパパの思いを届けていけるよう取り組んでまいります。
どのようなお気持ちでも吐き出していただけますよう、ご利用下さい。何時でも深夜でも気になさらずお届け下さい。
< ”はちどりぽすと” に取組んだ経緯>
2021年3月、「日本助産学会」(https://www.jyosan.jp/) の学術集会がオンラインで開催されます。この学術集会のバーチャル出展(http://jam35.umin.jp/ad.html)の企画において、当団体の活動を紹介させていただく貴重な機会に恵まれました。
助産師のみなさんは、⾚ちゃんを亡くしたご家族に直接関わり、その後の人生に影響を与える大切な使命を担っています。周産期医療現場において、⽣と共にある死についてもしっかり⾒つめ、⼩さな命の尊厳を守り、残されたご家族を尊重する温かなケアが広く普及していくことを⼼から願いながら、当事者のみなさまから助産師へ届けたいメッセージを募集いたしました。短い期間での募集でしたが、42名の方が勇気を振り絞って辛いご経験から感じられている支援の在り方や率直な想いを私たちに届けてくださいました。
また、2021年には、〜当事者が行う、家族への支援体制に関する実態調査〜
「赤ちゃんとお別れしたお母さん・お父さんへのアンケート」を実施し、全国47都道府県より計897件の声をお届けいただき、お約束通り、厚生労働大臣へ当事者の声を要望書と共に提出いたしました。ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。
国に声を届けるだけでは、社会は変わりません。引き続き、赤ちゃんをなくしたご家族の声を医療現場に届ける活動を継続する必要性を改めて痛感しております。今後も、専門職および社会への啓発活動を通じて、積極的に声を届ける活動を続けていきます。
そのため、当事者のみなさまの声をお預かりする場所として、”はちどりぽすと”を常時、天使ママパパの声を24時間365日、受付をさせていただきたく思っております。
全国の天使ママ・パパの生の声をお聴かせいただきながら、医療や地域社会にみなさまの想いを伝え、温かな理解・サポートが広がっていくように、共に考え、伝える活動を続けていきたいと思います。
頂いたメッセージは、今後の当団体の全てのグリーフケア啓発活動を通して、必ず役立てていくことをお約束いたします。
ご協力いただける方は以下URLよりメッセージをお願い致します。
メッセージ入力・掲載ともに匿名ですのでご安心してお気持ちをお寄せ下さい。
【はちどりぽすと】
https://forms.gle/xmWowdJpyt8Gh9xf6
思い出すことがつらいと思うとき、言葉で表現することがむずかしいときもあると思います。どうぞご無理のないように、何か言葉にできそうな時にご記入ください。
<ご記入時の注意事項>
私たちは、赤ちゃんを亡くしたご家族へのケア・支援が全国に広がることを目指し、当事者の生の声、具体的な要望を周産期領域に関わる医療者に伝えることを目的としてメッセージを募集しています。そのため、当事者の悲しみの現実・支援に対する思いなど、ありのまま伝えるため、みなさまからの声をできるだけ原文のままお届けしたいと考えています。
メッセージご記入時は以下にご留意くださいますようお願い致します。
~記載しないでほしいこと~
● 個人が特定される人物名
● 対象施設が特定される医療機関名や詳しいエリア情報(都道府県、市町村)
● 読み手を誹謗中傷する言葉
寄せられたメッセージの一部を選択して、当団体のウェブサイトや啓発資料に掲載する可能性がありますことを予めご理解・ご了承くださいますようお願い致します。掲載しない場合も、頂いた貴重なメッセージは今後のグリーフケア啓発活動に必ず役立てていきたいと考えております。みなさまの生の声から学ばせて頂き、今後の支援の在り方を考える機会につなげたいと考えております。
最後に、深い悲しみの中にあるとき、読み手を意識してきれいに文章をまとめることは困難な状況かと思います。決してきれいな文章を書かなければと気負いせず、今の率直なご自身のお気持ちに焦点を当てて、ありのままの言葉に綴っていただきたいと思っています。お届けいただくメッセージは今後のグリーフケアの発展に必ず役立てて参ります。
<今後の課題>
・対象となる天使ママ、天使パパ:
当ホームページでも、「ペリネイタルロス(周産期喪失)後の悲しみ」と表現し、妊娠週数による制限があるのか?また、どの時期に赤ちゃんとお別れをしたご両親を対象にしているのか?など悩ませてしまったかもしれません。私たちの目標は、医療や社会の中でお子さまとお別れをした悲しみの中にあるご両親とご家族への理解が得られ温かい寄り添いが届くことです。そのため、私たちが本ホームページで呼びかけている『天使ママ・パパ』には、お腹に宿った命の週数制限もお子さまの生きた月齢・年齢も限定してません。
適切でわかりやすい表現がいまだみつけられていないのですが、今後、工夫して表現していきたいと考えています。